栃木県下都賀郡 野木町 木村内科循環器科医院 生活習慣病 糖尿病 高血圧 高脂血症 痛風

生活習慣病

生活習慣病について

いきなり、問題です!

次のうち、生活習慣病に入るものはどれでしょうか?



大腸がん 慢性気管支炎 歯周病 脂質異常症 糖尿病 肺がん


答えはすべてです(図1)。その他、高血圧、痛風(高尿酸血症)などがあります。

主な生活習慣病の種類について

(図1)

いずれも、運動不足、過食、そして肥満といった生活習慣の不摂生が主な原因です。
日本では、食生活の欧米化や生活スタイルの変化により、生活習慣病が増加の一途を辿っています。
生活習慣病は、一つ一つは軽症でも、いくつもの疾患が重なることが少なくありません。そして重なることによって、各症状がひどくなったり、動脈硬化を進行させて脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患に結び付いたりする危険性も高まるのです。

怖い生活習慣病

それでは、生活習慣病の「怖さ」についてちょっと触れたいと思います。命に直接関わる病気を引き起こす原因となり得るので、確かに怖いです。

しかし、それだけではありません。

日本人は長寿国ですが、実は平均寿命と健康寿命()には大きな差があるのはご存知でしょうか(図2)。男性で5歳、女性では7歳にもなります。言い換えれば、天寿を全うするまでに介護を受ける期間と言えます。

※健康寿命(けんこうじゅみょう)とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。WHOが2000年にこの言葉を公表した。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になる。

平均寿命と健康寿命

(図2)

そして、介護の必要な方は年々増え、今や600万人に達しようとしています。
みなさん、介護が必要となる方の原因は骨折や転倒、癌などばかりだと思っていませんか?
次を見て下さい(図3)。

介護の背景に生活習慣病あり

(図3)

実は、介護が必要となる方の3割以上は、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病など生活習慣病が原因なのです。3人に一人は生活習慣病が原因で介護を受けているのです。

さらに、日本人の死因の約6割は生活習慣病で占められるようになり、この50年間で約1.4倍にも増えました(図4)。

生活習慣病による死亡

(図4)

生活習慣病は本当に怖いです。
そういった事態を招かないように、たとえ自覚症状が無くても、早めに生活習慣を改善するための対策を講じましょう。「生活習慣病予防で介護要らず」を目指しましょう。
なお、基本的には、どの病気であっても、生活習慣の改善、つまり食事療法と運動療法が中心になります。必要と判断された場合には、薬物療法も併用します。

糖尿病

通常、血液中のブドウ糖は、インスリンの働きによって細胞に取り込まれてエネルギー源になったり、あるいは脂肪やグリコーゲン(動物デンプン)という物質に変えて肝臓や筋肉に蓄えられたりします。しかし、何らかの理由で血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなり、血液中にブドウ糖がだぶついてしまった状態が糖尿病です。長期にわたり血液中にブドウ糖の過剰な状態が続くと、全身の血管に様々な問題が現れ、悪くすると心筋梗塞や脳梗塞、人工透析や失明、足切断など、深刻な事態にも陥ります。また、糖尿病は自覚症状がほとんど無いため、知らないうちに進行し、合併症が現れてから初めて気づくといったケースもしばしば見受けられます。

高血圧

実は高血圧症は動脈硬化の促進因子としても最も重要なものです。
血圧が高い状態が続くと、血管の壁が圧力によるダメージを受けます。すると血管の壁が厚くなったり、硬くなったりする動脈硬化の原因になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などを引き起こしやすくなります。高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足や精神的ストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多過ぎる、または少な過ぎる場合に引き起こされる疾患です。以前は、高脂血症と呼ばれていましたが、脂質が低すぎる場合も問題視されるようになり、近年は脂質異常症と称されます。放置すると動脈硬化が進行し、やがては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。高脂血症は、食生活(エネルギー過多)や嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態です。尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在しています。尿酸が過多になると、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって痛みを引き起こします。これが痛風です。
体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しく作り変えられています。その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が、尿酸の元になります。
また、プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。そしてビールをはじめとするアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。こうした飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。

メタボリックシンドロームにも要注意

肥満、特に内臓まわりに脂肪が溜まって、おなかがぽっこり出ている「内臓脂肪型肥満」の方は、血圧、血糖、脂質値などの異常を来たしやすく、その結果、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が重なりやすいことがわかっています。内臓脂肪型肥満(へその高さの腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)があり、高血圧、高血糖、脂質異常症のうちの2つ以上が重なっている状態を「メタボリックシンドローム」と言います。
メタボリックシンドロームの患者さんでは、血圧、血糖、脂質などの値がそれほど異常でなくても、それらが重なることで動脈硬化が進展しやすくなり、心筋梗塞や脳血管障害などの心血管事故の危険率を高くすることが知られています。

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